令和の時代に 連絡が取り合えない…

路線バスの運行の改正が、春と秋に行われています

バス会社も乗客の減少続きで、厳しい経営となっておられるらしく
秋の改正で、郡上白鳥からの高速バス廃止とそれに伴い郡上八幡・美濃方面からの
運行の本数も激減されました

通院頂いております、当院の患者さんも、不便となられる中お越し頂けました。


その方が、お友達とのランチの約束をされ、岐阜に向かおうとされたそうです。
丁度、バスが来たのですんなり乗車され、しばらくしたら、車窓の景色が
岐阜方面と違うのに気付かれたそうです。その時間の岐阜行きは廃止になっていたのです。

行先を確認せずに名古屋への高速バスと間違えて乗車したのだ…と理解された時には、
もうどうにもならなかったとか。

何でも、御自身も約束した方も、携帯電話を所持されていない同士だったそうで…

お話を伺っておりましたら、携帯電話の無い時代、
懐かしの　一家に一台黒電話の昭和の時代　を　思い出してしまいました。

当時、学校からの連絡網で異性の家に連絡しただけを、電話越しに
「うちの〇〇とは、いったいどういう関係で?」との尋問的な問いに、
動揺し要件すら伝えぬまま受話器を置かれてしまった…

翌日、授業変更を知らず自分ちの親が、余計な詮索して代わってくれなかった事に腹立たしく
連絡してくれたクラスメイトにも申し訳なくて…全くね…

又、デートで待ち合わせの場所が互いに思い違えて、3時間待って仕方なしに帰ったら、
留守番電話にメッセージの山なんて事も…


この患者さんが、この後にどうされたのか? をお聞きしましたら、
「結局、おめかしして和服で、名古屋で降りて、トンボ帰りしただけです」

「岐阜でのランチは、どうなったのですか?」と　お尋ねしましたら

「しばらく待って、来なかったら、何か来れなくなる事が起きたのだと、
そこで、約束はなかった事にするだけですよ」と、淡々とされるのに、

これが、昭和の時代からの大人のマナー?　だったんだね～?
これは、不自由な事なのか?、このくらい割り切って自由に生きられるのか?
等と、令和の時代に　連絡が取り合えない…って事が起こったら　と
考えさせられた一時となりました








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タグ：定期運行バス　本数削減 途中で連絡がつかない 携帯電話を所持しない