－ちょっと揉んであげる－が恐ろしいことに・・：岐阜の治療師の　大一大万大吉ブログ：SSブログ

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「こっている箇所」とコリが発生している部..｜墨俣いき粋つりびな小町めぐり2016 ブログトップ

－ちょっと揉んであげる－が恐ろしいことに・・　[当院オリジナル理論] [編集]

数か月前から、週に一回施術に来られた方が2日前に来院されて
「腰がとても楽になった」と喜んでおられました。
今度は、翌日に「いつもの左側ではなく、今度は右側がひどく痛くなった」
と予約の電話が入りました。

一瞬ドキッ！としましたが、施術した次の日に痛くなった理由は、
昨日新年会で飲みに行ったところ、スナックの女の子が背中に手を触れ、
「飲み過ぎで右の肝臓の裏が凝ってるわよ

私は上手いって褒められるの」
と自慢しながら、念入りに右側の背中を揉んでくれた事だそうでした。

来院時の問診で、お話しを詳しくうかがったところ、
力を入れてかなり強く揉んでもらったとか…

そうでなくても　多量のアルコールが入った方への施術は、
有資格者の治療師の先生は決して行いませんよね(-_-;)

店を出る頃に右腰が痛みだし、帰りのタクシーを降りるのが辛い位に痛くなって、
立ち坐りや寝返りなど身動きがし辛くなる程になった　との事だそうです。

巷では「ちょっと揉んであげようか？」等とか言って、
肩をギューっと押したり掴んだりする行為をされている光景をよく目にします。

有資格者からしたら恐ろしい事なのですが、皆さん、マッサージは害が無く
何にでも効くと思われて　気軽にやりあっておられる様ですし、実際に目にしたり
上手いと自負されておられるのは、本来のマッサージとは別物の事が多いです。
鍼と違って、指で行うものは危険が無いと思われがちですが、マッサージに限らず
ストレッチや運動法など、「体に効く」事は逆にも効いてしまうのです。

治療師が一生懸命施術しても、上手くいかない事もあるのに、素人の人が
その恐ろしさをわからずに　気軽にするなんて…
本来、指で刺激して体を治す事は、そんな簡単な事ではないのです。

別のブログ　https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2016-02-11 にも書きましたが、
この様な問題をNHKさんの［クローズアップ現代］の番組でも　
取り上げられてました。
その中でも、首の施術がもとで脊髄損傷で片側がマヒして日常生活もままならない人
の様子が映し出されたのには、言葉もありません。

幸いこの方の場合は、筋肉が引き攣っただけだった為、一回治療しただけで、
元の状態に回復し、次回の予約時には普通に動けました。

「指ではじくだけで肩の痛みが治る！江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
という　私の著書の中で公開した「セルフ腱はじき」「バランスストレッチ」
は、家庭で手軽に行えて、確実な効果を得られる方法として
私の治療家２８年の研究成果をもとに公開しました。