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「こっている箇所」とコリが発生している部位 はイコールでは無い [当院の施術]

施術中に、肩のあたりを触診していると、
「肩こりがする自覚は無いのですが、私の肩、よくこっているでしょ?」  
と 言われる患者さんは少なくありません。

「肩こりを感じて無いのに 肩がこってるでしょ?とはどういう事なの?」

??と不思議に思い、聞きなおすと、決まって答えられるのは、
「美容室やエステ等で肩を触りながら、硬いね! 凝ってますね?と
いつも言われるんです・・」  

この様な話からも、他人が触って“凝っている”と感じる事と、触られた御本人の
“こる” の感覚がイコールでない場合が多い事を実感します。

自費施術にて定期的に通院頂いている患者さんが、毎回 来院の際、
指で「肩のこの辺りが “こる”」と示される箇所があるのですが、
他人の私が触れても、その部位は硬い感覚は全くしないのです。
この部位は筋腹-筋肉の中央の部分で、柔らかくて張りは全く感じません。

逆に、その筋肉が頭や首の骨、肩甲骨に付く腱の部位は、ゴリゴリとスジ張って
いかにも “凝っている”という手触りです。

腱は、筋の張力を感じるセンサーの役割を担い、ここを弾くと筋肉も緩み、
関節の動きも改善でき、正に〔コリ取りセンサー〕と言えます。


逆に、私が 腱はじきの実験段階で、筋腹の部分を弾いて貰った時には、
一週間以上眩暈に悩まされた と いう苦い経験があります。

同じ理屈で、患者さんのコリを訴えられる筋腹の部分を揉んでしまうと、
柔らかい筋肉組織や血管、神経を傷めるリスクに加え、
「その時は気持ち良かったが、しばらくして気持ちが悪くなってしまった」
「眩暈や変な咳が出る様になった」
「熱が出て寝込んだ」
等の自律神経が変調を来した事による症状が、発生するリスクが大きくなります。

筋腹を揉むとグニュッと皮膚を捻じる事が多くなるので、
自律神経に悪影響を及ぼす事が原因といえますね。
皮膚への刺激は腱への刺激と違って、自律神経への効果がダイレクトに入る為、
悪い刺激は逆に効いてしまうので、要注意ですね。


私の初めての著書
指ではじくだけで肩の痛みが治る!江戸の秘術から生まれた凄ワザ」の中で、
指ではじくと、首や肩のこりがスッキリ取れて-揉み起しが無い-と言っているのは、
この腱のところです。

腱のスジスジは、表面に難く浮いてくるので、しっかりと皮膚から捉える事ができ
直線的に垂直に弾く為、皮膚を捻じる事なく緩める刺激を入れる事ができます。
腱を弾くだけで、筋肉自体の張力を緩める事ができるのです

マッサージを受けられて、御自身が酷い目にあったり、
患者さんに対しての失敗の体験をされたりして、
「なぜ マッサージ位でこんな酷いことに?」
との疑問をお持ちでしたら、ぜひ御一読して下さい。

この本には、マッサージのリスクを解り易く説明したうえで、
『古法按摩』の一手法を、解剖生理学をもとに進化させた凄ワザ
マッサージに代わる『セルフ腱はじき』として公開しております。

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指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ

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  • 作者: 福冨 章
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2015/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)







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岐阜市 マサゴ整骨院/福富健康院   058-252-3502 〔予約制〕




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